カテゴリ:レビュー( 10 )

2010.2.15~西村京太郎著「日本一周「旅号」殺人事件」

8ヶ月連続刊行の西村京太郎のミリオンセラー・シリーズ。
2月の作品は、「日本一周「旅号」殺人事件」。

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十津川警部の部下である日下刑事が、日本をブルートレインで一周する
旅を両親にプレゼントする。

「旅号」と名づけられたブルートレインで、東京駅を出発して鹿児島~
京都~札幌~釧路~とホテルに宿泊しながら上野駅までの10日間の旅を
する。

その旅路で、6号車の乗客が相次いで不審な死を遂げる!

両親からの依頼で京都からその列車に乗り込んだ日下刑事と、
事件とにらんだ十津川警部の連携で、事件が明らかになっていく。
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by kurumy.c.depp | 2010-02-16 16:49 | レビュー

2010.2.14~西村京太郎著「北帰行殺人事件」

8ヶ月連続刊行の、ミリオンセラーシリーズ。
1月の作品は、「北帰行(ほっきこう)殺人事件」。

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警視庁捜査一課の十津川警部の部下である橋本豊刑事は、稚内にある
実家の旅館を継ぐという理由で、突然退職した。
北海道に帰省する橋本を見送りに、羽田空港までやってきた
十津川警部と亀井刑事だが、橋本に会うことはできなかった。

その後、青森行きの寝台特急「ゆうづる」の車内で、裸で手を後ろに縛られて、
口紅を塗られるという若い男の奇妙な死体が発見される。

また、飛行機で帰省したはずの橋本を、上野駅のゆうづるの発車するホームで
西本刑事が目撃したという。

捜査が進むうちに、橋本刑事と事件の関連性が浮かび上がって、、、

この作品は、今後の作品でもたびたび登場する、橋本豊という一人の人間の
大きなドラマとなっています。
私個人としては、殺人事件やトリックだけでなく、その橋本豊の人間性に
魅かれるところがあって、この作品は他の十津川警部シリーズの中では
とりわけ印象深い作品となっています。
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by kurumy.c.depp | 2010-02-15 13:24 | レビュー

2010.2.13~西村京太郎著「夜行列車殺人事件」

8ヶ月連続刊行の12月の作品、「夜行列車(ミッドナイト・トレイン)
殺人事件」。

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国鉄総裁宛に、3通に分けて脅迫状が届いた。
「夜行列車」
「午前三時」
「爆破決行」

一方、出雲1号に乗ったはずの、国鉄全線の完乗を目指す青年が、
なぜか青森駅で遺体で発見される。

その2つの事件を結ぶ糸を手繰って、青年の恋人と十津川警部が奔走する!

果たして、爆破は決行されるのか?!
読み始めたら先が気になって寝不足必至のミリオンセラー・シリーズです。
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by kurumy.c.depp | 2010-02-13 16:58 | レビュー

2009.12.5~西村京太郎著「夜間飛行(ムーンライト)殺人事件」

8ヶ月連続刊行の今月の作品、「夜間飛行(ムーンライト)殺人事件」。

主人公の十津川警部は40歳にして直子と結婚した。
彼女は再婚だが、賢妻にしてインテリアデザインも手がける
キャリアウーマン。

彼女とのハネムーンは、ムーンライトと名づけられた、全日航機の
最終便で北海道へと向かう。
その旅先で起こった、同じ飛行機に乗り合わせた同じ新婚夫婦の失踪事件を
発端に、同様の新婚夫婦の失踪事件が相次ぐ。

被害者は果たしてどこに消えてしまったのか?!
なかなか死体も発見されず、事件は暗礁に乗り上げてしまうかと思われた
矢先に、直子の口から解決の糸口が見出される。

連続刊行の作品だけあって、ベストセラー作品が続くのですが、
十津川警部シリーズの中でも、警部自身の結婚、ハネムーンという大きな
人生の転機が背景となっている興味深い作品となっています。
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by kurumy.c.depp | 2009-12-03 22:33 | レビュー

2009.10.28~西村京太郎著「終着駅(ターミナル)殺人事件」

8ヶ月連続刊行の今月は、「終着駅(ターミナル)殺人事件」。
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青森県の高校を卒業して、東京に出てそれぞれの人生を送っていた
男女7人の同級生が、7年ぶりに上野駅で待ち合わせをし、寝台特急
「ゆうづる」で帰郷旅行をしようと約束をする。
その約束の旅で、出発の上野駅から1人ずつ仲間が殺害されていく。
犯人は誰か?!仲間の中にいるのだろうか?!そして犯行の裏にある
理由とは?!

終着駅でもあり始発駅でもある上野と、青森を舞台に繰り広げられる
人間ドラマと、犯行のトリックが見事なミリオン・セラーである。
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by kurumy.c.depp | 2009-10-27 15:15 | レビュー

2009.10.22~「寝台特急殺人事件」~西村京太郎著

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トラベルミステリーの代表といえば、私の中ではやはり西村京太郎。
さまざまな職種を経験した著者ならではの人生観が豊富で、
サスペンス以外でもいろいろなことを教えてくれる。
9月から、光文社文庫よりミリオンセラー・シリーズが8ヶ月連続
刊行となった。
その1冊目が、「寝台特急(ブルートレイン)殺人事件」。

寝台特急「はやぶさ」を舞台に、繰り広げられる長編ミステリー。
週刊誌記者の青木が被写体に選んだ女性が、翌日、多摩川で死体となって発見
された。
しかも、同一人と見られる女性が、終点の西鹿児島で降りたことも確認される。
多摩川の死体は間違いなく、青木が撮影した、寝台特急で出会った女性に間違いは
なく、特急が西鹿児島に到着する前に殺害されたはずなのに、、
しかも青木は、途中で睡眠薬によって眠らされ、気がついたときには別の電車に
乗せられていた、、、?!
大きな駅にしか止まらない寝台特急を利用した巧みなトリックで、読者を睡眠不足
へと誘います!
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by kurumy.c.depp | 2009-10-22 11:16 | レビュー

2009.9.22~「名もなき毒」宮部みゆき著

前回紹介作「誰か」に続く、杉村三郎を主人公とするストーリーです!

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「名もなき毒」とはどんな毒なのか?!非常に興味を持ちました。
この世にはさまざまな「毒」が存在しています。
果たしてその毒からどのように逃れ、毒を制するのか、誰もが経験しうる
身近な問題を浮き彫りにしています!

今回の作品中の事件には杉村ファミリーも見事に巻き込まれてしまうのですが、
そこに舅としての今多嘉親がどのように関係してくるのかも興味があります。
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by kurumy.c.depp | 2009-09-25 11:30 | レビュー

2009.9.17~「夜光の階段」松本清張著

「夜光の階段」。
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人を押しのけてでも、邪魔になった存在を消してでも、たとえその手段が犯罪だと
しても自己の地位と名誉を確立しようとし続ける主人公のストーリー。

ミステリーには違いないのですが、初めから犯人は主人公と分かっていながらに
展開するストーリーも、また違った面白さを体験できました。

この春にはドラマ化されていたようですが、私は知りませんでした。
ドラマを見ていなくても、想像の世界もまた楽しむことができました。
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by kurumy.c.depp | 2009-09-25 11:24 | レビュー

2009.9.16~「誰か」宮部みゆき著

まず、タイトルの「誰か」とは誰なのか?!が疑問で手に取った作品です。

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舅が会長を務める今多コンツェルン広報室の杉村三郎が、舅の依頼で、
会長の元運転手の娘たちの相談にのることから展開するストーリー。

元運転手の梶田信夫は自転車にひかれて亡くなってしまう。
その娘姉妹が、亡き父についての本を書きたい、という相談から、杉村三郎が
あれこれ調べていくうちに、梶田信夫の人生が浮き彫りにされる。

ストーリー展開と一緒に、今多コンツェルンにおける杉村三郎の位置関係、
妻子との幸せな暮らしなどが同時進行で綴られる。

ミステリーには違いないが、杉村三郎一家のほんわかした雰囲気に癒されながらも
最後にあっと言わせるストーリー展開が見もの!!
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by kurumy.c.depp | 2009-09-16 15:59 | レビュー

2009.9.14 白夜全5巻~渡辺淳一著

渡辺淳一著作、「白夜1~5巻」は、かつて医師だった著者が、
医学部を志し、医師になり、そして医師から作家として活躍するまでを
主人公、高村伸夫になぞらえて描いた自伝的ドラマである。

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医学部時代は、授業や研究に関する記述が詳しく、そしてリアルに
表現されているので興味深い。

医学部を卒業して国家試験をパスし、いざ医師になってからは
修行時代の悩みや迷いなども交えて描かれている。

そして、立派に整形外科医師として活躍する時代とともに、次第に
小説の世界へ引き込まれていく描写も、思わず話の中に引き込まれて
しまう。

いつしか気がつくと、伸夫と一緒に青春時代を謳歌しているような
気持ちになっている。

まずは1巻のみ購入して読んでみよう、という軽い気持ちから読み始めた
のですが、2巻からは発売が待ち遠しいほどで5巻まで読破しました。

自伝的小説はそれだけでフィクションよりははるかにリアルでおもしろさが
あります。
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by kurumy.c.depp | 2009-09-14 23:14 | レビュー