今の車に買い替えてから2年が経つ。
それまで乗っていた車は中古で購入したもので7年ほど乗っていたが、 メーターが10万キロを超えた頃からエンジンにパワーがなくなってブルブル しだしたので新車の購入に踏み切った。 買い物などの「街乗り」程度ならまだまだ活躍できるのでもったいなかったが、 長距離ドライブにはやはり不安があってやむを得ない決断だった。 中古車で10万キロ超えはやはり廃車になるだろうと覚悟していた。 その古い愛車は購入当時で走行距離が3万キロ程度だったと思うが、今まで たいした故障もなくとても程度の良いものだった。 普段の買い物はもちろん、年に数回の長距離ドライブなど本当に良く走ってくれた。 いよいよ買い替えが決まり、ディーラーの担当者と今まで乗っていた車に話が及ぶと、 引き取ってもらえるだけでも良い位に思っていたのだが、担当者の口から思いがけない 言葉がかけられた。 担当者の身内でどんな車でも良いから欲しがっている人がいるので、あの車を 譲ってもらえないかと言うのだ。 こちらにしてみれば願ってもないことだった。 たとえ新車を購入するからといっても、長年一緒に過ごしてきた車にはやはり 愛着があるし、家の次に長く過ごす第2の居住空間といっても過言ではない。 それが廃車されずにまだ活躍の場を与えられるのだからとても嬉しい。 後日、車はナンバーを変えずにそのまま引き渡された。 しかも市内に住んでいる人なので、どこかですれ違う可能性もある。 その後、新しい車になっても、前に乗っていたものと同じ型の車とすれ違うときは いつもナンバーを気にしていた。 しばらく経ったある週末、市内の通りであの車とすれちがった。 同じ型、同じナンバー。 やっぱり今でも一家庭の愛車として活躍していたのだ! そしてそれからまたしばらく月日が経ち、最近になって3度も見かけた。 これからも乗れるだけ乗りこなして欲しいと思う。
by kurumy.c.depp
| 2005-03-28 19:11
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